モダンPerl入門
読了!
第1章は今風のperlのオブジェクト指向について。最近の流れ知らない人にはいいですね。
第2章はその今風な書き方でのデザインパターン。ここが個人的にはすごく参考になった。やっぱりいつもかいてるようなコードで説明されるとわかりやすい。
3,4章でDBやWAFについて。Catalystのロジック分離のところは、自分の説明が下手でなかなか伝わらないことが多いので、今度からはここを読めと勧めることにする。
5章はシステム周り。デーモンの作成とか、そんなのdaemontoolsにまかせちゃうしなーとかおもっていたらちゃんとそこも説明されていた。さすがw
ジョブキュー関係まで扱っていてやっぱりモダンだなぁ、と感じたのだけど、ジョブキューをどうして使うかというところの説明はもう少しあってもいいのかもと思った。時間のかかる処理をmod_perlやfcgi内でやるとどういうことになるのかとか。
6章はテスト。テストの考え方と基本的な書き方。Apache::Test
とかまで書いてる割には、あまり突っ込んだ書き方を説明してないところは少し残念。テスト用のライブラリとかmockの作り方くらいはあるといいのかなー。
7章で最適化の話。qr//
の話は知らなかったなー。
8章はXS! いままで筆者が話してきたことの総括みたいな感じ。ここまでまとまってる本はないと思う。すばらしい!
9章はCPANとか基礎知識の説明。おまけ的な感じ。
というわけで、全体としてとてもよくまとまっていてすばらしいです。perl書く人すべてにおすすめ。