リモートデスクトップをChrome Remote DesktopからRustDeskに乗り換え
普段はLinuxをメイン環境として使っているが、会社支給のコンピューターはMacで、そのMacからしかアクセスできない情報がある。 LinuxからMacを操作することができるといろいろ楽なので、リモートデスクトップをつかってLinuxからMacを操作している。
いままではChrome Remote Desktopを使っていて、そこそこ満足していた。
けれどなにか最近のアップデートでキーボード入力がまったく効かなくなるようになってしまい、Macの中でしかうごかないものの一つにSlackがあるため、入力ができないというのは致命的。
そもそも、使っているWindow Managerがwaylandのtext-input-v1プロトコルをサポートしていない[1]ので、Chrome自体の日本語入力にも問題があったりして、そのへんはずっと微妙な感じではある。 ただ今回のChrome Remote Desktopはなにも入力ができないので、なにか根本的におかしいきがするが。
いろいろためした結果、いまのところRustDeskというリモートデスクトップソフトウェアで落ち着いた。
Chrome Remote Desktopと比較したpros and consはこんなかんじ:
- Pros
- 安定してる
- ファイル転送専用UIが良い
- Cons
- キーリマップ機能がない
- 若干遅延を感じる
安定してる
Chrome Remote Desktopのときは、なんか気付くとMacがオフラインになってしまっていたり、使いたいのに繋げない、みたいなのがたまーにあった。 Rustdeskだとそれがまったくない。ものすごく安定している。
ファイル転送UI
なんか昔のFTPクライアントみたいなファイル転送機能がついてるのも良い。Chrome Remote DesktopのときはなんかメニューからUploadとかDownloadとか選んでやるかんじだったので。
キーリマップ機能がない
これは人によってはかなりのダウンサイドになるとおもう。具体的に言うと、cmdキーのマッピング。Chrome Remote Desktopでは左のAltキーをCmdになるようにマッピングしていた。 これがRustDeskではできないので、そのままWindowsキーがCmdとしておくられる。しかしWindowsキーはWindow Managerの機能でいろいろ割り振っているので、そちらが優先され、リモートデスクトップ側では使えないコンビネーションがでてくる。
自分の場合ほぼコピペさえできればよく、Win-C, Win-VはどちらもWMの機能をわりあててないのでそのままリモートサイドで使えるのでなんとか許容できる。
遅延
RustDeskはChrome Remote Desktopとくらべすと、びみょーーーにだけど遅延を感じる。 あとキー入力とかのバッファがたまりすぎて、それがはけるまでは操作ができなくなってしまうこともある。とはいえそこまで顕著にかわるわけではないので、しばらく使っているうちに慣れた。
Relayサーバーになっちゃってるのかな?と思いRelayを使わないように設定しても同じだったので仕様っぽい。
まとめ
キーリマップ機能さえあれば個人的には完璧な感じがするのが惜しい。 でも前述の通りめちゃくちゃ安定してつかえるのがとてもよい。